2010年6月17日木曜日

no.4

今日は診療後、先生にもう一度『生物学的幅径』について
教えていただきました。
私は何度も振り返り学習しないとなかなか身に付かないので…。
(だいたいの人はそうですよね)

本題に戻って、1:1:1で成り立っているのは
わかりました。
いったい歯肉のどのあたりでマージンの位置を設定するのか?
炎症は誰にでも起こるのか?が、自分的に疑問であった。

健康な歯肉の場合2~3mmが正常である。
たとえばポケットが3mmの場合、1:1:1内の歯肉溝1mmを引いて
歯冠側の2mmのポケット内にマージンの位置を設定しても
炎症は起きない。
反対に1:1:1の1mmの歯肉溝内にマージンを設定してしまうと
炎症は起きやすくなる。
起きやすいということは、炎症が起きない人もいるということで
患者さんの口腔内は個人差があるため絶対とは言えない。
炎症が起きるというのは、プラークを除外して考える。
歯肉の厚みによっても関係するようです。薄いと侵しやすく
厚いと侵しずらいみたいです。

ある人はマージンの位置が歯肉縁下1mmなのに
炎症が起き、出血する。
ある人はマージンの位置が上皮組織ぎりぎりのラインなのにも
かかわらず、全く炎症を起こしていない。

なので先生は形成するとき、よくプローブを使いマージンの位置の確認や
生物学的幅径によって歯肉が侵されていないか診ているそうです。

たかが歯肉だと思っていた私ですが、歯肉って奥が深いなあと思いました。

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