2010年5月18日火曜日

no.2

働き始めてからずっと、先生にアシストしているのであまり歯周病の患者さんの口腔内を
実際に見ることが少ないのですが、本を読んでいて思ったことがあります。
はたして自分が歯周病の患者さんの口腔内の変化に気付けることができるか。
本だったら、治療前、治療後というように親切にわかりやすく、どこが改善されているかわかる。
しかし、患者さん自身が自分の変化に気付いているのに、担当の自分が
気付けなかったら どうしよう?
患者さんがせっかく自分の口腔内に向き合おうとしているのに
自分のせいで、そういう気持ちが信頼をなくし、自信もなくしてしまう。

そのためには患者さんの口腔内を把握し、注意して見る部位を意識するということ。
あとは、観察力を身につけるということ。

今の自分には観察力にかけているので、患者さんとただお話するのではなく
小さいことに気付けるようにし、
1年後には患者さんと一緒に歯周病を治していきたいと思います。


話は変わって、前回は歯槽骨があるないについてお話しました。
では、最初から歯槽骨があるとないとでは
なにが違うのか?
まず、骨吸収の場所がそれぞれ異なるのです。

歯周病などで骨が失われた場合は、歯と歯の間、つまり
隣接面の骨がなくなっていくのに対し、最初から骨が
少ない場合は頬側、舌側の面の骨が比較的少ないのです。
なので最近はレントゲン写真をそこの部分を
意識して見るようにしています。
隣接面の骨吸収はすぐわかるのですが、頬舌側の骨吸収は
どのようにして判断するのでしょう...?
(近いうち先生に聞きます。)

もうひとつ、骨吸収していることと関係するのは
歯肉退縮も起こる可能性もあります。
歯肉退縮も一見歯肉が下がって見えますが
これも先に骨がなくなっているのです。

私自身も歯肉退縮なのかなーと思うのですが...
みなさんはどうですか?
手鏡を使って自分の口の中をじっくり見てみてはいかがですか?

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