歯科衛生士が関わるのでは、デジタルエックス線写真撮影があげられます。
アナログよりも手軽に扱え、便利で優れています。
しかし、便利なものでも必ず欠点があります。
それはフィルムに違いがあり、デジタルの方のフィルムはあまり曲げることが
出来ず、患者さんに不快な思いをさせてしまい痛みが生じてしまいがちです。
もうひとつ起こりがちなことは、規格通りに撮影できていないことです。
注意点として、コーンの位置、フィルムの位置を誤ってしまうと
診断資料とならない写真になってしまいます。
コーンの位置が適正でないとコーンカットしてしまい、規格外になってしまいます。
フィルムとコーンの位置を平行にセットし、撮影する。
①上顎前歯部の場合
・撮影イメージを意識する。
・二等分法であれば照射位置は鼻の位置に平行にセットする。
・痛みが生じる部分として、口蓋に注意する。
②上顎犬歯の場合
・犬歯は根が比較的長いため、二等分法が適正である。
・コーン位置は鼻翼と耳珠が交わったところを目安とする。
③上顎臼歯の場合
・撮影したい部位を中央に写るように位置づける。
・咬合平面が歪んでしまうとうまく映らないので、場合によっては
ロールワッテを咬んでもらい調節する。
④下顎前歯の場合
・下顎になると舌が邪魔だったり、口腔庭にインジケーターやフィルムが
あたると痛みが生じやすくなるので十分注意する。
・コーンの位置は下唇、顎にセットする。
⑤下顎犬歯の場合
・舌側に骨隆起がある場合は位置を間違えてしまうと痛みを与えてしまうので注意する。
・コーンの位置は鼻翼から垂直に下に下した顎に位置する。
⑥下顎臼歯の場合
・照射角度は10°が好ましい。
・フィルムやインジケーターを口腔内に挿入する際、一気に奥に入れるのではなく
スライドさせる感じで挿入する
・咬合面が映らないように位置づける。
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