2011年1月19日水曜日

訪問歯科

今日は東区にある訪問歯科をされていて歯科関連の
ウェブサイトも運営されている、小城先生に訪問歯科について
お話をお伺いしにお邪魔しました。

訪問歯科のお話を聞いて思ったのは、思っていた
訪問歯科とは全く違い、また外来とは別物であり
すごく奥が深く、とても勉強になりました。

介護施設や寝たきり状態で在宅介護の方々を対処に
お口の中をケアを主にさせていただくんですが、
ただ簡単に口の中を綺麗にすると言っても簡単のようで
すごく難しいと思いました。

こちら側は「さあ、口腔ケアをするぞ」と思っていても
患者さんにとってはいきなり知らない人がきて
口をあけるなんてなんなんだろうと思うのが当然です。
小城先生もおっしゃっていたんですが、まず最初に
患者さんとコミュニケーションを時間をかけて
することから始まります。

いろんな既往歴をお持ちで、いろんな患者さんは
いると思いますが、共通して思うことは「おいしく食べ物をたべたい」
ってことがどんなに大事か、今回小城先生に教えていただきました。

まだまだ訪問歯科をしていきながら学ぶことが
たくさんあると思うのでよろしくおねがいします。

今日は本当にありがとうございました。

2011年1月2日日曜日

デジタルエックス線写真撮影

歯科衛生士が関わるのでは、デジタルエックス線写真撮影があげられます。
アナログよりも手軽に扱え、便利で優れています。
しかし、便利なものでも必ず欠点があります。
それはフィルムに違いがあり、デジタルの方のフィルムはあまり曲げることが
出来ず、患者さんに不快な思いをさせてしまい痛みが生じてしまいがちです。

もうひとつ起こりがちなことは、規格通りに撮影できていないことです。
注意点として、コーンの位置、フィルムの位置を誤ってしまうと
診断資料とならない写真になってしまいます。

コーンの位置が適正でないとコーンカットしてしまい、規格外になってしまいます。
フィルムとコーンの位置を平行にセットし、撮影する。

①上顎前歯部の場合

・撮影イメージを意識する。
・二等分法であれば照射位置は鼻の位置に平行にセットする。
・痛みが生じる部分として、口蓋に注意する。

②上顎犬歯の場合

・犬歯は根が比較的長いため、二等分法が適正である。
・コーン位置は鼻翼と耳珠が交わったところを目安とする。

③上顎臼歯の場合

・撮影したい部位を中央に写るように位置づける。
・咬合平面が歪んでしまうとうまく映らないので、場合によっては
ロールワッテを咬んでもらい調節する。

④下顎前歯の場合

・下顎になると舌が邪魔だったり、口腔庭にインジケーターやフィルムが
あたると痛みが生じやすくなるので十分注意する。
・コーンの位置は下唇、顎にセットする。

⑤下顎犬歯の場合

・舌側に骨隆起がある場合は位置を間違えてしまうと痛みを与えてしまうので注意する。
・コーンの位置は鼻翼から垂直に下に下した顎に位置する。

⑥下顎臼歯の場合

・照射角度は10°が好ましい。
・フィルムやインジケーターを口腔内に挿入する際、一気に奥に入れるのではなく
スライドさせる感じで挿入する
・咬合面が映らないように位置づける。